第34話「試合開始」

全日本アマ修斗選手権いよいよ試合開始です

初戦の相手は優勝候補の一角の北海道選手権を制した小林選手。

 

作戦としては相手選手のことはよく知らなかったので、いつもどおりの打撃勝負

タックルは絶対きって組んだらヒザみたいな感じだったと思う。あと必ず先手をとる。

 

ゴングと同時にワンツーそのまま組んでロープ際まで押し込んでヒザ、ヒザ、ヒザ今思うと完全に風田２世だよな

打撃で優勢になったから一気に余裕ができ、タックルも切れてバックにつこうと思ったんだけど、ロープが邪魔で結局そのまま下になったけど冷静に寝技も対処して23-21で判定勝ち

 

 

 

２回戦の相手は中部地区を制した稲葉選手。

１回戦が終わったあとに試合を見てたんだけど、どちらかというと稲葉選手じゃない方がタイプ的に戦いたくない方だったんで、気持ち的にはラッキーって思っていた気がする。

とはいえ、中部地区の優勝選手なんで強いだけどね…

 

初戦の戦い方が打撃で俺から突っ込んでいったのを見てたのか、今度は相手選手から仕掛けてきて、一気に間合いを詰められて組まれたんだけど、相手選手は身長が低くヒザが打てなかったので、一瞬閃いて普段しないような投げ（首投げ？払い腰？）でテイクダウンそのまま一気にバックについてスリーパー。

正直ここで極まったと思ったんだけど、やっぱりなかなかタップしてくれない…

キャッチも２回もらったけど、それでもタップしない…

最後の最後にバックについたまま持ち上げられて前に投げられ、瞬間的にサイドまで取られたけど、すぐにガードに戻して立つ。

相手選手もそこからすぐ蹴ってきたけど、カウンターの右ストレートでＫＯ勝ち

 

正直、これでプロ昇格は間違いないと思っていました…

 

 

つづく