6月6日に新宿フェイスで行われたKROSSOVER12の試合レポートです。
今回はYOKOSAIも出場予定でしたが相手選手のケガのため試合はなくなり、加藤裕彦の試合のみとなりました。
裕彦の相手は高木亮選手で10年前からDEEPやパンクラスで戦っていて、この3月に行われたKROSSOVER11ではキックの試合でカーフキックでKO勝ちをしているサウスポーのストライカー。カーフキックをしっかり対応しながら早めにテイクダウンを取りに行き、バックを取りバックチョークを狙う作戦。
試合開始はお互い距離を測りながら高木選手のカーフをカットしながら左のストレートも距離を取ってしっかり見極める。開始1分ほどで少し強引でもあったけど片足タックルでアタックするももちろん簡単には倒せない。そこからしつこく狙うも倒れず、そのままロープ越しに押し込んでいく。バックを狙いつつテイクダウンを狙う。いつもの練習通り。それでもなかなか取れないが立バックを取りそのままジャーマンで後ろに投げ、そこでバックを取る。相手も反応するが1分ほどバックキープしながらチョークを狙う。シングルバックに足を変えようとした瞬間に足を抜かれそのまま前に落とされる。落とされた瞬間に大きいパウンドを一発もらって動きが止まる。いったん蹴り上げて距離を取るも相手選手は膝をついて対応しながらパウンドを狙う。裕彦はダメージがあったのか動きが鈍い。足を裁かれ横からパウンド連打。耐えていたけど、動けずそのままパウンドでKO負け。
序盤は本当に作戦通りにいけてそのままバックチョークで獲れると思っただけに悔しい敗戦。ただ試合後も本人は改善点も見つかったと前向きに言っていた。地味だけど強い裕彦は何かをきっかけで絶対化けるから、この負けを生かして次につなげるし、必ずまた這い上がってくるよ!
最後に今回初めて参戦したKROSSOVERでしたが、コロナ対応は万全、会場は満席、スタッフもしっかりしていて、試合スケジュールもちゃんと時間通りに行われて、興行全体がすごく好印象でまた次も参戦したいと思いました!関係者の皆様、対戦相手の高木選手ありがとうございました!
次は6月19日のDEEPにKAOKAがプロデビュー戦!